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日本拳法の理念

日本拳法は、総合徒手武道の修練による人間形成の道である。

理念の解説

日本拳法の修練は、道を求めての修行である。道を得れば日本拳法は武道形成が果たされ、倫理・徳を有する人間形成がなされ、これによって自己の生存に意義と自信を見出し、生き甲斐を得るものである。

日本拳法の指導精神

日本拳法の修練を通して、常に礼節を重んじ、心身を鍛練し、自己の修養につとめ国家社会の繁栄と国際平和に寄与すること。

指導精神の解説

礼こそは、社会生活を営む人間にとって必須の要事である。礼の基盤となるのは、敬譲の精神である。即ち、互いに敬い合う、互いに譲り合う心情である。この心情をもって人々が接するが故に互いに結ばれ、和ができてくるのである。平素の修練では、精神面、身体面とも強を求めて鍛錬を重ねていくとともに、社会の繁栄と平和に貢献するべく自己研鑚に励むことが重要である。

全日本学生拳法連盟憲章

一、私たち学生拳士は、日本拳法の修練を通して、真理を追求すると共に、善良な市民としての社会生活を築きます。

一、私たち学生拳士は、日本拳法の修練により、健全な精神と身体を鍛え上げ、その保持、育成に努めます。

一、私たち学生拳士は、日本拳法を修練する同志を尊敬し、自らは謙虚な心を持って日々邁進します。

一、私たち学生拳士は、日本拳法の修練をもって大学の名誉を宣揚し、そこに築かれた伝統を継承します。

一、私たち学生拳士は、日本拳法の修練のもと礼節を尊び、知勇兼備の人格形成をめざします。

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